前回に書いた滝水石枕は大ヒットしたものの、やはり夏の快適枕の域をでることはありませんでした。

 当時の大阪西川、西川産業も健康枕はあれこれ出してはおりましたが、どれも単発的で大ヒットするには至りませんでした。

 そんな時に枕業界に革命をもたらしたのが、ロフテー株式会社です。

 それまでの枕業界でも、枕が単に頭を乗せる道具ではなく、首を支える重要な役割を担っているということは徐々に言われ始めておりましたが、どこのメーカーも1つの枕で誰にでも合う枕という考えから脱却することができませんでした。

 ロフテー株式会社も枕の中を独立した詰め物のパーツを入れて、部分毎に堅さや高さを変えるという特許商品を販売しておりましたが、最初は詰め物にヘチマを使ってみたりと見当はずれのことをやっておりました。

 しかし、平成6年頃サーヴィカルピローが発売されることにより、枕業界に激震が走ります。

 要は1つの枕ではなく3種類の高さと、3種類の堅さの枕から自分にあった枕を選ぶという考えで、従来の枕業界にはなかった考えで、これが大ヒットして平成7年、新宿小田急百貨店に「枕工房」の第一号店ができたのを皮切りに全国の百貨店に「枕工房」が設置されるようになりました。

 これが本当の意味での健康枕ブームの端緒となったともいえ、ロフテー株式会社の枕業界への貢献は大きかったと言えるでしょう。


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